『キリスト教の信仰を持ってからは、気持ちが大きくなり、楽になりました。それまでは、手も動かない、歩くことも出来ない人間が、生きていいのか、生きる価値があるのか、とずいぶん悩みました。でも、友達にもらった聖書を読んだり、牧師の話を聞くうち、「こういう自分でも生きていていいんだな。生きて立派なことをする、いい仕事をする、ということが人間にとっていちばん大事なことではなく、とにかくこの世に生を受けて生き続ける、それを神さまに感謝して生きる、そのことが非常に大事なことなんだ。生きていること自体が、不思議であり難しいことなんだから」と思えるようになりました。』
*中学校の教員をしていた時、体育の指導中、首の骨を折り、手足が動かなくなる。