Wednesday, January 19, 2011

罪を憎んで、罪人は愛する


クープは「国の医者」(当時米国公衆衛生局長)という職務でエイズ患者を見舞って。がりがり痩せて哀弱し、身体中に紫色の傷がある彼らを見た、クープは医者としてもクリスチャンとしても患者たちに深い同情心をもつようになった。権利を奪われた弱い立場にある人たちを捜して、その世話をします、と誓いを立てていたのだが、この国にエイズ患者ほど弱く、権利を奪われた人々はいなかった。。。。。

『罪を憎んでもよいが、罪人は愛するべきではないのかね。』。。。。。

クープは性的混乱混乱には個人的に嫌悪の念をもっていることを常に表明したー 同性愛行為に言及するときは必ず「ソドミー(sodomy)」<同性愛の罪>と言う言葉を使ったー が、公衆衛生局長としては、同性愛者のために議員に働きかけ、彼らを思いやった(英:cared、ケアした)。ボストンで一万二千人のゲイの人々に向かって講演を行ったとき、同性愛者たちが「クープ!クープ!クープ!クープ!」と自分の名を繰り返し呼んでいることが、彼には信じられなかった。「私が同性愛行為について発言してきたことを知っているにもかかわらず、同性愛者たちは信じられないほど支持してくれた。それは、私がすべての国民の公衆衛生局長であると公言し、同性愛者たちのいるところでそのひとたちに会おうとするからだと思う。それに私が同性愛者たちへのあわれみと(英:compassion、慈愛、聖書では深い同情心、と訳す)、彼らのお世話するボラテイアを求めているからだろう。」

フィリップ・ヤンシー

 この驚くべき恵み  この驚く恵みより