アメリカ同時多発テロ事件は、英語で簡単に「911」(ナイン・イレブン)と言います。私は、日本で生まれ、生活して来ましたが、アメリカ人です。「911」を最初に知った時は、東京のアメリカ大使館の前にいました。門に行っても、通してくれないのです。何が起こったかやっと聞き出しました。記者に聞かれても、ショックで、何も話せませんでした。
私は、クリスチャンとして、神様(全ての創り主)は、”本当に全てを治めているのか”、と正直に疑問に思った時もあります。ジョン・パイパー牧師は、こう書きました。「神は全てを治めている。小さなことから大きなことまで、善と悪、ノンクリスチャンとクリスチャン、痛みと楽しみ。知恵に満ちている神様の、正しい良い目的のために。」(英:"From the smallest thing to the greatest thing, good and evil, happy and sad, pagan and Christian, pain and pleasure - God governs them all for his wise and just and good purposes."
今月、9月11日、家内と一緒に、オリバー・ストーンの映画「ワールド・トレード・センター」(World Trade Center)を見ました。人間の悪は明らかでした。しかし、私は、神様(創り主)の摂理と恵みも見えました。
事件を見た元海兵隊が教会で牧師と一緒に助けに行く決意をします。ツイン・タワーのがれきの下で埋まっていた二人(二コラス・ケイジ&ミケル・ペーニャ)は、祈るのです。ニコラス・ケイジは、良く知られている「主の祈り」を叫びます。 ペーニャは、死にかけ、イエス・キリストのまぼろしを見て、声を聞くのです。「帰りなさい。」そこで、息を吹き返し、助けられるのです。実話です。ぜひ見て下さい。「ワールド・トレード・センター」 人が祈ったり、助けたりしますが、見えない神の御手を強く感じます。
聖書・ローマ8:28「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」「すべてのこと」です。