Wednesday, January 25, 2012

人を恐れるよりも。。。


「愛するドイツ人よ。われらは目ざめよう。人を恐れるよりも、神を畏れよう。」マルテン・ルター

人を恐れることは罠である。主を信頼する者は高い所に置かれる。」聖書・箴言29:25

私たちは、特に都会からはなれると、互いに「人の目を気にする」ことを感じます。「出るくぎは打たれる」のように、少し変わったことをすると、いわゆる「白い目で見られる」のです。

1597年(慶長2年)豊臣秀吉は、治安維持のために五人組」と言う組織をはじめました。しかし、問題がありました。その主な理由は、キリスタン(クリスチャン)を抑圧するためでした。特に、三代徳川家光の頃から、信教の自由を容赦なく踏みつぶしました。

現在今も残る檀家制度も、この弾圧に用いられました。国民一人残らず寺に登録され、身分などが記録されました。キリスタンは、このように排除されました。

真っ向からの弾圧は、なくなっていますが、五人組や檀家制度の影響は、「世間を気にする」という雰囲気の中で今も十分に残っています。隣組は、その特徴を受け着いています。人は、聖書に書いてある「隣人愛」よりも、「人の顔をうかがう」のです。そして、最善でなくても「長いものに巻かれて」しまうのです。

このような環境に、聖書は人を恐れることは罠である」と教えているのです。人を恐れると、その人に対して最善が出来ないのです。逆に「主を信頼する」とありますように、天地創造の神を敬い、信頼することによって、解放され、愛の業が出来はじめるのです。

なぜなら、この天地創造の神が人となり、十字架上で私たちのためにいのちを捧げたのです。イエス・キリストのことです。彼がいのちを捧げるほど私たちを愛するなら、極めて信頼に値するお方です。また、この恵みの方を源にして、彼に学んで、人を恐れるのではなく、勇気を持って人を愛するのです。