Monday, November 28, 2011

『隣人を自分のように愛しなさい。』


永井隆は、こう書いた。『私たち病人は、社会に貢献できるようなものではない、と言われる。しかし、貢献できる事は大事ではない。神の摂理と恵みを受け入れ、人々を愛する事で、価値がある。これによって、病人も、満たされた人生を送る事ができる。』

『イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」』聖書・マルコ12:29−31

病人は、造り主の摂理を信じ、キリストの十字架の崇高な愛を受け入れ、その愛を思いめぐらすと、隣人愛がより注がれるのです。そして、病人であっても、より「自分のように隣人を愛せる」のです。永井隆は、彼の最後に住処を如己堂写真>と名ずけました。彼は、本気で隣人愛を説き、生きていました。