フランス革命の時、パリで一人の司教が捕らえられ、独房に入れられていた。やがて死刑執行の人となり、彼はギロチンという恐るべき処刑にも動じることもなく、穏やかな顔で天に召されていった。彼に代わってその独房に入れられた者が、十字架のかたちをしていた小さな窓から外をのぞこうとして、そこに落書きがあるのに気がついた。十字架のかたちの窓の上のところには「高く」、下に「深く」、左右に「長く」「広く」とスプーンで刻まれていた。死刑を持つ身でありながら、司教は、神の愛のかぎりなさに感謝していたのであった。
「愛に基礎を置いているあなたがたが、全ての生徒とともに、愛の広さ、長さ、高さ、深さ来理解し、。。。人知をはるかに超えたキリストの愛を知ることができるように。」聖書・エペソ3:17−19