Wednesday, July 20, 2011

『人は神を忘れてしまった。そのせいでこんなことが起きたんだ。』


「半世紀前、私がまだ子どものころのことです。ロシアに大きな災いが振りかかった理由を幾人かの老人が次のように語っているのを聞きました。『人は神を忘れてしまった。そのせいでこんなことが起きたんだ。』それ以来、私はおよそ五十年を費やしてこの国の革命の歴史を研究してきたのです。その間、何百冊の本を読み、個人の証言を何百と集め、あの大激変が残した瓦礫を一掃しようと、八巻の著書をすでに仕上げました。しかし、今日、約六百万人の同胞を飲み尽くした破壊的な革命の主たる原因をできるだけ簡潔明瞭に述べるよう言われたら、あの言葉を繰り返すのがいちばん正確でしょう。『人は神を忘れてしまった。そのせいでこんなことが起きたんだ。』」

スルジェニーツェン・アレクサンドル、ノーベル文学賞作家。預言者のような存在で、宗教に対しても鋭く語っている。クリック>Wikipedia「聞く耳のあるものは聞きなさい。」